土木工事監督嘱託    (注)

  土木工事監督嘱託の前任者は長野宇平治であった。長野は明治27年以来、古社寺保存計画を進めていたが、本来の西洋建築の設計から遠ざかることを危惧して、明治29年11月末に辞任した。清水重敦『日本近代における研究保存概念の生成に関する研究』東京大学博士論文、2005、147〜8頁